肝胆膵グループでは肝臓、胆道、膵臓の治療を専門に扱っています。これらの臓器の手術は大掛かりになる場合が多く、直接内視鏡で観察できないため、がんの診断には多くの検査を総合して行います。このため診断から実際に手術が受けられるようになるまで1〜2ヶ月かかることも少なくありません。
当科では関連各科と密に連携を取り合うことで不要な待機時間を減らし、外科初診日から2〜3週間程度でスムーズに手術が受けられるよう診療に当たっています。がんを抱えている不安、待機中に病状が進行してしまうといった心配を抱え続けることはありません。
患者さんの中には肝胆膵領域のがんと診断されても、手術侵襲の大きさと併存疾患(腎不全のため血液透析を受けているなど)のために他院で治療困難と判断される場合があります。当院ではあらゆる臓器の診療科が揃っています。また、災害拠点病院にも指定され救急体制が整っているため、不測の事態にも早期対応が可能です。これまで治療が困難とされていた患者さんも当院で治療可能な場合がありますので、諦めずにまずは受診してください。